RSS

中欧5ヶ国ゴールデンルートの旅 (その4/12)

チェコの首都プラハには、夜7時頃に到着。夕食は市内にあるチェコ料理のレストラン。欧州の観光都市の多くは、最近市内への観光バスの乗り入れを厳しく規制し始めている。プラハもそうだった。観光バスは市街地の外れに駐車し、20分ぐらい歩かされる羽目になった。もうクタクタ。それだけに飲んだビールがおいしい。

チェコは日本人にとってあまりなじみが無い国である。私も観光にも行かない限り、チェコが実はビールの国であるとは知らなかっただろう。チェコは、一人当たりのビールの消費量が世界一である。
「世界各国の1人あたりのビール消費量」上位50カ国
http://www.retale.com/info/beerocracy/

一人当たり年間ビール消費量は148リットル。大瓶に換算するとなんと234本! エッ!平日は赤ちゃんを含めた国民全員が1日一本ビールの大瓶を飲んでいるようなものか。(2位オーストリア、3位ドイツ、日本は意外と少なく43.5本の世界38位。チェコは日本の消費量の3.4倍。全体量で見るとビールを一番多く飲む国は中国。ついで、米国、ブラジル、ロシア、ドイツ、メキシコと続き日本は7位。)

ラガービールの製法はチェコで発明された。それまでは黒っぽい色をしていたビールが、現在のような黄金色で苦味の利いたビールとして生まれ変わったのは1842年にチェコのピルゼンという地でラガービールの製法が生まれたからだ。そんな因果もあってチェコ国民はビール大好きになってしまったようだ。現在日本で飲まれているビールの殆どはこのチェコ発祥のピルスナータイプのビール。

レストランでチェコビールを飲んでみた。日本のビールより苦くはないが、おいしい。水やコーラなどのソフトドリンクよりもビールのほうが安かった。チェコ製ビールで欧州でもビールのブランドとなっているのが、ブドヴァイゼルである。このブドヴァイゼルにあやかろうと1876年にドイツ系アメリカ移民が米国でピルスナータイプのビールを製造販売し始めた。名前もブドヴァイゼルとした。ブドヴァイゼル(=Budweiser)を米国英語読みにするとバッドワイザーとなる。現在、世界一のビール販売会社となっている。

このような経緯とともに、米国のバッドワイザーは1870年代からチェコのビール製造団体と商標をめぐって抗争が繰り広げられた。現在は、チェコ側が北米に限り商標権を放棄することで合意している。このため、欧州では米国のバッドワイザービールはバッドワイザーでは売れない。BudとかBuschの商標で販売されている。逆に北米ではチェコビールは「Czechvar」(チェコヴァル)とか「BB Bürgerbräu」(BBベルゲブロイ)の商標が使われている。
スポンサーサイト
コメント
▼このエントリーにコメントを残す