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富山に行ってきました

もう一月近く経ってしまいましたが、10月中旬に大学時代の友人と旧交を温める2泊3日の親睦旅行をしてきました。この親睦旅行は、2年一度程度の割合で実施しています。今回は富山在住の方が幹事。ということで富山県の五箇山、氷見、新湊、宇奈月温泉などを巡る旅でした。富山の代表的な観光地のひとつである黒部第4ダムは、他に行く機会があるだろうということであえて外しています。 

↓ 五箇山、菅沼地区の合掌造り。県境の向こうは、同じく合掌造りで有名な長野県の白川郷。五箇山では、食い扶持の関係で結婚できたのは跡継ぎとなる長男だけと聞いて、少し悲しくなった。


富山県といえば、薬と蜃気楼と散居村だったかな。小学校の頃、習いませんでしたか、散居村。というわけで、砺波平野の散居村の風景を見たかった。で、希望をだしたら、日程に組んでくれた。夢の平に展望台があって、そこからの眺めがよかったです。

※散居村:散居村(さんきょそん)は、広大な耕地の中に民家(孤立荘宅)が散らばって点在する集落形態。一般的には散村(さんそん)と呼ばれる。砺波平野を流れる庄川は江戸時代以前にはしばしば氾濫したため、この地域に住みついた人々は平野の中でも若干周囲より高い部分を選んで家屋を建て、周囲を水田とした。家屋が1か所に集まって集落を形成するということが無かったため、冬にはそれぞれの家屋が厳しい風雪に直接晒されることとなり、家屋の周囲にカイニョと呼ばれる屋敷森を形成してこれに対処するようになった。一般的には防風効果もあり、燃料となり、建築用材になる杉が多い。栗 ・柿・梅など実ができる樹木も植え、女の子が生まれると桐の木を植え、嫁入りに備えた。(ウィキペディアから一部抜粋引用 

 ↓夕暮れに染まる散居村 (パクリの写真です)
夕暮れの散居村 

希望があれば日程に組み入れるか配慮するというので、富山へ行く前に下調べをしました。知らなかったのが富山のご当地ラーメン「富山ブラック」。しょうゆ味です。ネットで調べると、これがしょっぱすぎてまずいと評判悪い。

※富山ブラック:1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた食べ盛りな若者の昼食として、また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源である。この時は屋台であったが、後に屋号を「大喜」として富山市西町に店を構えた。2000年頃、当時の店長が閉店を決意したが、ある企業が屋号を買い取り、「西町大喜」の店名で多店舗展開した。
この頃、富山のラーメン情報を扱う草の根の電子掲示板で、「大喜」に加え「麺家いろは」「竜豊」「万里」といった富山県内の比較的黒いスープのラーメン屋を総称して富山ブラックと呼ぶようになった。スープは醤油の濃度が高く、さらに上から大量の粗挽き黒胡椒をかけられており、胡椒の風味が強い塩辛さを持っている。(ウィキペディアから一部抜粋引用)


↓富山駅から近い所に大喜のお店があった。ここのブラックは発祥の地らしくご飯と一緒に食べないとラーメンだけで食べるのはしんどいみたい。
富山 富山ブラック大喜DSC_2717


宿泊した宇奈月温泉の杉乃井ホテルの食事はバイキング。ブラックラーメンを出してくれるコーナーがあった。恐る恐る試してみる。と意外とおいしい。ま、そりゃそうですよね。ホテルだからまずい料理を出したら評判が悪くなる。工夫して味を良くしているのだろう。トロッコ電車の終点ケヤキ平駅にもブラックラーメンを出すお店があった。ブラックラーメンに対する恐怖心も消えていたので、ここでも食べてみた。おいしかったです。富山駅近くには、このブラックラーメンで東京ラーメンショーで5年連続1位を獲得したラーメン店がある。「麺や いろは」というお店。秋葉原のヨドバシ館に支店を開いている。今度そこで日本一の味を味わってみようと思っている。

さて、先にも書いた宇奈月温泉ですが、この宇奈月温泉というのは、法学部の学生さんなら絶対にその名を耳にする温泉です。それも、民法の初めの方の講義で。民法の教授は、宇奈月温泉事件を例に挙げながら、権利の濫用はダメですと説明されるはず。

その宇奈月温泉事件とは、・・・・・。もともと、宇奈月温泉には温泉が湧いてない。その上流の黒薙(くろなぎ)温泉からパイプでお湯を引いてきている。そのパイプがほんの少しではあるがAさんの土地にかかっていた。ある時、BさんがAさんからその土地を買った。そして、パイプを引いているY社に対してその土地をAさんから買った値段の数十倍の高値で買い取れと要求した。当然、Y社はこれを拒否。そこで、Bさんはパイプを取り外すよう訴訟を起こした。

この裁判は一審、二審ともBさんの負け。Bさんはこれを不服として控訴し、最高裁(明治時代だったので大審院)までもつれ込んだ。で、最高裁は、Bさんの土地はものすごい傾斜地であり、他にBさんは土地を有効に使えないと判断。さらに、Bさんの主張を認めてこのパイプを取り払ったら宇奈月温泉やその界隈の住民に大きな損害が及ぶと判断した。そして、Bさんに所有権があるからといって嫌がらせすんじゃねぇーよと一喝。権利の濫用の重要な判例となっています。

一昨日、大阪府堺市で「通せんぼオジサン」が警察に逮捕されたというニュースがありました。平野保夫(79)という爺さんが、自宅前の道路を私有地と言い張っていた。長い間「俺の土地だ、通るんじゃねぇー!」と言い張り、通行を妨害していた。8日(2017年11月)には、20代男性を押し倒してけがをさせていた。ということで傷害の疑いで警察に捕まった。

実際には、この土地は、平野容疑者をふくむ9人の共有地なのだそうです。しかし、仮にこの土地が私有地であったとしても、私有地を理由に通せんぼすることによって平野容疑者に相応の利益があると認められなければ、通せんぼすることは反社会的であるとして「権利の濫用」にあたるわけです。でも、実際問題のところ、警察はなかなか動かないですけどね。

この富山旅行のハイライトは、関西電力が主催する「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」でした。黒部峡谷鉄道トロッコ電車の終点は「欅平駅」です。このツアーでは、その先の、一般の観光客は立ち入ることのできない関西電力の施設を見学する。欅平駅で関西電力施設内の「専用列車」(トロッコ電車の続きのようなもの)に乗り換え、さらに奥に進み「トンネル」・「竪坑エレベーター(高低差200m)などを体験する。料金5000円。この料金には欅平までのトロッコ電車代(往復)円が含まれているから、関西電力の施設見学代は1600円弱とかなりお得。

↓ヘルメットをかぶった観光客は80年前から働いている電気機関車に乗り込んで坑内へ向かう。
富山 黒部峡谷ツアー機関車 DSC_2723

関西電力は、このほかに毎年「黒部ルート見学会」を実施している。これは、長野県の黒部ダムと富山県の欅平駅を結ぶ黒部トンネル(ダムを作るとき掘ったトンネル)の中を専用列車に乗って通過しようというもの。岩盤温度が170℃の高熱隧道(こうねつずいどう)も通過します。パノラマツアーの時に案内人の方が、ちょっと説明してくれたのだけど、この地熱地帯を掘削する工事は難航を極めたみたい。熱いので先端で掘削作業する人夫は20分交代だったそうです。熱さに耐えられないので、後方から水掛け係が絶え間なく水を浴びせかける。その水掛け係に向かっても、さらに後方の水掛け係が水を浴びせていたそうです。いやぁー話を聞いただけで大変さがわかる。頭が下がる。

黒部峡谷パノラマツアーは、参加四日前締め切りの申し込み順。黒部ルート見学会は、毎年3月頃から募集が開始される。抽選です。競争率は数倍。秋の紅葉シーズンが人気が高くて、5~6倍ぐらいになるとか。来年応募してみよっと。
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