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オリエント急行殺人事件

寒い日が続きますね。
1月ももう半分を過ぎてしまいました。良い年の初めを過ごせたでしょうか。
お正月休みに娘が近くのイオンシネマで「オリエント急行殺人事件」を観に行った。
良かったからお父さんも観にったらと言う。画面が美しいのだそうだ。
それで、一昨日、私も観てきました。

「オリエント急行殺人事件」については、昨年英語版で読もうと思い立ったったことがあった。
3分の1ぐらい読んだところで挫折。
じゃぁー、映画を見る前にもう一度読み直してみようかということで、ここ10日間ぐらいで、ローカル列車のようにゆっくりゆっくりとしたスピードで読み、一昨日、やっと読み終えた。

本を読んでいる間に、だれが犯人かだいたい推測できた。
推理小説は、通常、読む人にこいつが犯人だと思わせる人がでてきて、結末に近くになって仕掛けが見破られ、どんでん返しでその人は無罪、あっと驚く人が真犯人というストーリーが多い。「オリエント急行殺人事件」では、予想していた犯人がそのまま真犯人だった。少し物足りなさが残った。アガサクリスティーの推理小説はどんでん返しの結末は少ないんじゃないかという人もいる・・・。
うーん、・・私が、以前書いたこのブログ記事の方が結末は面白いかな。(^_^)

今年は差出人が無い年賀状をもらった。宛名面は、住所と宛名だけ。
裏の通信面で差出人が分かるのかと思ったら、裏面は白紙。こんな年賀状をもらったのは初めて。受け取ったときは、これでは誰からのものだかまったくわからないと思った。しかし、推理小説の本を毎日少しずつ読んでいたので、自分も探偵になった気分になってきた。気にかけるつもりはなかったのだけど、どこかで消化不良のように、気持ちの中に残っていた。犯人は誰か?とばかりに名のりそびれている差出人が気になりだした。

探偵ポアロは、映画の中で不自然のところに解明の糸口があるようなことを言っていた。オリエント急行殺人事件では、通常寒い時期にはガラガラであるはずの列車がその日は満席となっていた。しかも乗客はイギリス人やイタリア人、スウェーデン人と多国籍。この辺が犯人解明への発端となる。しかし、白紙の年賀状の場合、全部が不自然。全然解明の糸口にならない。

「死体は語る」という本を出した監察医の言葉を思い出した。数々のミステリアスの事件も死体に聞くことによっていくつも解決へ導いていた。白紙の年賀状の宛名面をじっと見た。その年賀状がなんか語りかけてくれることを期待した。宛名は私と妻の夫婦連名だった。私宛に来る年賀状には連名で来る年賀状は殆どない。

妻に聞いてみた。
私:「この白紙の年賀状、連名で書かれているからきっとあなたの方の人からだよ。今まで届いていて、今年まだ届いてない人いない?」
妻:「うーん、・・・いるにはいるけど。いつも連名で出して来てくれる人の中で、思い当たる人が二人いる。でも、その人からの年賀状は毎年いつも遅く届いている。それに、高齢だから(官製)年賀状にミッキー(マウス)のデザインを選ぶような人でもないかな。」
というわけで、犯人捜しはすぐに行き詰った。

それでも、年賀状をじっと見つづける。再びアイデアが浮かんだ。
私:「あ! 差出人が分かるかも?宛名の漢字の一部が崩れている。これ、明朝体じゃないよね。フォントが違っている。(宛名は毎年同じように印刷するから、) きっと去年来たものに同じように崩れた宛名の年賀状が来ていると思うのだけど。これからお風呂に入るから、その間に年賀状をチェックしてみたら???」

そして、お風呂から出てきた私に、妻がニコニコ顔で語りかけてきた。
妻:「ありました。ありました。これです。この方からは今年まだ届いていません。去年の年賀状もデズニー柄でいただいてます。」
念のため、天井の明かりを背に、白紙の年賀状と去年の年賀状とを重ね合わせてみた。住所と名前の文字がぴったりと重なった。正月からなんとなく残っていた心のもやもやが消え去り、すっきりしたハッピーな気分。案外、捜査二課の刑事も務まったのかもしれない。(捜査一課:凶悪犯罪、捜査二課:金銭・知能・汚職犯罪、捜査三課:窃盗犯罪、捜査四課:暴力団)

映画は、この木曜日に上映終了という。本を読み終えたので早速見に行った。ストーリーの展開が早い。本を読んでない人にとっては画面を見ながら犯人が誰かを推理する余裕はなかったかもしれない。でも、主人公のポアロ探偵が推理していく後追いをするだけで十分に楽しめる。映画の結びの部分は、原文とは少し違っていた。観客に感動を残すような映画らしいエンディングになっていた。

本と映画と年賀状の推理と3回楽しめて、一粒で3度おいしい年の初めとなりました。




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