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ピラミッドを見に行った (その6/6)


ピラミッド見学ツアーは4日目。現地カイロでの最終日。
午後13:35発のアブダビ行きのエティハド航空便に乗るには、11:00ぐらいまでには空港に到着している必要がある。ホテルをチェックアウトしても、少し時間がある。それまでの合間に連れていかれたのは、モハメッド・アリ・モスク。モスクのほかに城砦も兼ねている。オスマン帝国のエジプト太守、近代エジプト、モハメッド=アリー朝の開祖によって建造され、1857年に完成した。このモスクを作ったモハメッド・アリさんがエジプト国内を統一している。1841年には太守の世襲権が承認され、エジプトは事実上の独立を達成となった。エジプトでは歴史的な英雄ですね。




(↑ モスクから見たカイロ市街の眺め)


ガイドさんの説明では、この英雄が作ったモスクは、イスタンブールのブルーモスクを真似て造られていた。由緒あるモスクのようだ。しかし、ピラミッドを見た後は感激の度合いも薄い。関心も薄くなる。あまり記憶がない。モスクの内部に大きな豪華なシャンデリアがあったかなぐらい。


中庭の北端には、フランス政府から贈られたと言う時計(→写真の右奥の塔)がある。モハメッド・アリが、ルクソール神殿にあったラメセス2世の2本のオベリスクのうち1本を、フランスに贈った、そのお返しに、フランスから贈られたのだとか。で、その時計が動いたのはたったの1日だけだったそうだ。不思議とこういう話は覚えている。まぁーね、フランス製だからしょうがないでしょう。機械ならドイツ製、時計であればスイスが相場ですから。エジプトからフランスに贈られたオベリスクのほうはパリのコンコルド広場に今でも建っている。


モスクを見学した後は空港に向かう。その途中にスーパーに寄ってくれた。お土産を買うためです。私は、初日のハンハ・リーリ市場でオリーブオイルが入った石鹸をいっぱい買ったのでスーパーでの買い物はパス。

ピラミッド見物の3日間で雨は初日にポツポツと短時間に少し降っただけ。エジプト観光のシーズンとしては、2月は悪くないようだ。ベストシーズンは都市により多少違ってくるけど、カイロでは3~4月と10月から11月。年間では10月から5月くらいまでが観光シーズンとなる。カイロでは、3月になると砂嵐が吹くことがある。砂嵐は避けたいという思いから、エジプトツアーは2月初めを選んだ。

6月から8月は夏の酷暑と言える時期で、エジプトでの観光は避けたほうが良さそうだ。
そのほか、エジプトを訪れるときには、以下のようなことに留意しておくと良いかも。
・水は飲まない方が良い、(←これは海外旅行の基本)。氷も注意。
・英語はカイロなど観光客の多い都市では比較的通じる。今回は、ツアーで行ったことやツアーコースを外れて独自にお店を楽しみ時間がほとんどなかったので実際にどの程度通じるのかを肌で感じる機会がなかった。
・エジプトなど飛行機で10時間を超える国を旅行する場合には、現地での宿泊は5泊以上にすることをお薦めします。旅行代金は高くなるけどね。欧米やアフリカなどに行く場合にも当てはまりますね。飛行機でえんえんと12時間以上飛び、現地ではたったの3日間の観光というのはいかにももったいない。少なくとも5日ぐらいかけないとツアー日程に占める飛行機に乗っている割合が半分くらいと多くなる。

エジプトへピラミッドを見に行くのであれば、例えば、奥のルクソールまで足を延ばすか、あるいはギリシャ、エーゲ海ツアーあたりと組み合わせたツアーにするのがよいだろう。トルコと組み合わせたエジプトツアーも出ている。でも、トルコは結構見どころがありそうなので単独のほうが良いかな。

今回は遺跡にはあまり興味がなかったのでピラミッドだけにした。しかし、ウェブでエジプト旅行記を読むと、砂漠を走っていると蜃気楼が見られるという体験談が載っている。砂漠に浮かぶ蜃気楼、見てみたかった。今回はあえて砂嵐のシーズンは避けたが、日本では見られないもの体験できないものに接するのがツアーの醍醐味だったかなと今頃になって思っている。

さて、今日は平成最後の日です。平成の初めの頃の日常生活を思い出します。あの頃は、今のように各家庭にはパソコンが入ってなかった。それどころか、会社でもワープロを使っていた。一部のオタク的な技術屋さんがパソコンを買っていた。そのパソコンは白黒。技術屋さんに人気があったのがマッキントッシュ(アップル)。これからコンピュータの世の中になるという、そんな感じだった。

あの頃は日本経済の絶頂期。飛ぶ鳥を落とすような勢い。米国は、日本に追い越されてしまうのではないかと焦っていた。日本叩きに全力集中していた裏で、将来を読み、描いた戦略を着々と実行に移していた。一言でいうとデジタル化に邁進。

日本の当時の経営者たちは先を読むでもなく、それまでが調子よかったからイケイケドンドンでアナログに投資しまくった。デジタル化に乗り遅れた。この違いが今の決定的な差となって表れている。デジタル化への遅れは致命的。
わかりやすいのは、通信手段でしょうかね。1990年代の通信手段はファックス。リコーのファックス機が世界を制覇していた。今は、メール。パソコンにしてもスマホにしても日本製はどこ?という惨状。その結果、かつてはアジアと言えば日本であったのが、今は中国に注目が集まるようになってしまった。

今さらという感じではあるけれども、トロンという国産の組み込み用OSを国が全力を挙げて応援していたら違った状況になっていたかもしれない。パソコン本体もOSも日本製の「純国産パソコン」が誕生し、ファックス機のように日本製のパソコンが世界を席巻したかもしれない。そうはさせじとする米国からの圧力を受けて通産省は自らトロンを潰してしまった。

新しい元号の時代、令和の時代は生活空間のあらゆるモノ、あらゆる場所に小さなコンピューターやセンサーを組み込み、ネットワークにつないで便利な情報化社会を目指そうとするIoT(モノのインターネット)の時代になる。組み込み用OSであるトロンが復活してくるかもしれない。トロンは、このIoTの為に発明されたようなもの。今は、電気・通信の分野で世界最大の標準規格策定団体である米国電気電子学会に著作権が移っている。それでも、国産ということで日本企業には追い風になるはず。IoTの時代に日本経済も平成の始まり頃の勢いを取り戻して欲しいです、本当に。
このブログを読んでくださる皆様にも良い令和の時代が訪れますように。
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コメント
1:ピラミッド by 雪月花 on 2019/05/16 at 12:48:33 (コメント編集)

こんにちは
旅行記は とても楽しく読んでいます
文章は読みやすく 上手に話をまとめられているので面白く読みすすめられます、
いろいろな観光地の感想と調べ物と画像があって、自分の記憶も呼び覚まされて もう一度トリップした気分になります
ピラミッドと 博物館は感動物でした、、ただ
一番感動したのは アブ・シンベル神殿でした
こここそ 画像ではなく実際に見ると感動します
次回はお二人でもう一度いってください 感動間違いなしです

2:Re: ピラミッド by 浅学立志II世 on 2019/05/17 at 06:05:27

雪月花さん

おひさしぶりです。
雪月花さんもエジプトに行かれてましたか。

> 一番感動したのは アブ・シンベル神殿でした
> こここそ 画像ではなく実際に見ると感動します

うーん、そうでしたか。エジプト最強の王、ラムセス2世が作ったのだから・・・・。いくまで、ラムセス2世のことは知らなかった。そんな程度。でも、エジプト旅行ではピラミッドに次いで訪問先として必ず出て来ます。アブ・シンベル神殿をダムに沈めるなということで世界遺産制度が始まったそうですね。像を切り刻んで高台に運びあげたお話は面白そうと思ったのだけど・・・・。やはり、エジプトへ行くなら、奥まで行かないともったいないということか。砂漠の蜃気楼も見られるかもしれないしね。気力と金力が続いたらまた行ってみたいと思います。

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